○議長(
福田利喜君)
及川修一君。
◆15番(
及川修一君) 今日はたまたま
委員長不在ということで、副委員長がそこで今お話をされたわけなのですが、そういったところで大変申し訳ないのですが、議事を預かる立場の副委員長にお伺いいたします。 最近、今回の
電気料金のことで、議会を代表する方がその新電力の重役に対して、電気料が高いのではないか、否決すると言っているようなことをお話をした事実があるそうです。副委員長の立場として、議事を預かる者としては公平でなければなりませんが、それがまだ可でもない、否でもないというか、全く議論をされる前からそんなことが世の中に風聞としてというか、直接その電力の役員の方にそんなことが、はっきり申せば議長からそんなお話があったそうですが、そういった在り方について預かる副委員長としての考えをお聞かせください。
○議長(
福田利喜君) 副
委員長答弁。
◎
決算等特別委員会副委員長(木村聡君) 議長。
○議長(
福田利喜君)
決算等特別委員会副委員長。
◎
決算等特別委員会副委員長(木村聡君) 今の話については、ちょっと私自身は知らなかったところではありますけれども、仮に事実ということであれば議員としては不適切な言動であるかなというふうに思います。
◆15番(
及川修一君) 議長。15番、
及川修一。
○議長(
福田利喜君)
及川修一君。
◆15番(
及川修一君) ということを副委員長が今申されましたが、議長にお伺いします。 私はその方から、直接議長から審査がされる前にそういう言動があったということを聞いて
大変ショックを受けて、その方々は、今朝は
マスコミで報道もあったようですが、見方を変えれば
陸前高田のために一生懸命これまでいろんな方向から頑張っておられるというふうに私には映りますし、そういった見方をしている人があると思います。そういった方に、取りようによっては恫喝と、ここまで言っていいかどうか分かりませんが、そんなふうにも取れなくもないと。議長は、これまでもそういった議案があったときに、その都度何か職員の皆様にそんなことをお話をするなどということも私は小耳に挟んだことがありますが、そういった議長がお話しになるということは、議会を代表している方ですから、議会全体のお話として市民はそれを聞くのだろうと思うのです。そこで大変不安に思ったりするわけでしょうし。これは私が思うところですから、ここはどうか分かりませんが、そういう議案があるときには
マスコミの活発な活動が行われるようになったりというようなことも私は感じたりします。それはいいですが、議長、その辺について事実なのか、そしてそのことに対してはどのように思うのかお答えください。
○議長(
福田利喜君) 私に対する質問でございますので、御答弁をさせていただきます。 電力を使われている市民の方からお話はいただきました。今回新電力を使っているけれども、我々の
電気料金が上がらないで、その分行政の分から上がるというお話をその市民の方からお伺いをして、その際市役所の前で会った電力の多分役員の方だと思うのですけれども、それは事実かというお話をさせていただきました。そして、その際、多分今こういう形で議論をする必要があるという話は私はしたということで、議会としてどうのこうのというお話はさせていただくことはありません。
◆15番(
及川修一君) 議長。15番、
及川修一。
○議長(
福田利喜君)
及川修一君。
◆15番(
及川修一君) 議会としてお話をしたことがないと言っていますが、その方は否決をするというふうに言っているというふうなことを、お話をしっかりと受けているそうです。ということは、否決をするかもしれないということかもしれませんが、まだ何もしていないところに、ましてその当事者に議会を代表する方がそういうことを、そういう言動はあってはならないと私は思うのです。皆さんどう思って聞いていますか、本当に。私は、絶対許されないことだと思っています。もう一回、答弁願います。
○議長(
福田利喜君) 御答弁申し上げます。 今議論される前ということでございました。提案をさせていただき、
電気料金ということで提案はもうあったわけですが、その中で個人、議長としてではなくて、それは個人も議長も同じだというふうな判断されればそのとおりなのですが、こういうことがあるけれどもという話はさせていただきましたので、私はもしそれでそういうふうに市民の方に取られる言動があるとすれば、以後振粛として気をつけていきたいと思います。 以上でございます。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) これにて質疑を終結いたします。
○議長(
福田利喜君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次これを許します。 3番、
大和田加代子君。 (3番
大和田加代子君登壇)
◆3番(
大和田加代子君) 今
定例会に上程されております議案第10号、令和4年度
陸前高田市
一般会計補正予算に対して反対の立場から討論いたします。 私は、以下3点の理由から
電気料金の増に反対します。 1点目、今回の値上げは本年2月22日付でしみん
エネルギーから提出された
電力価格高騰に伴う
電気料金算定方法変更の申入れに基づいて行われていますが、
一般会計だけでも6,500万円を超える
電気料金増に直接関わる変更された
算定方法についての説明がなされていないこと。 2点目、本年6月8日時点で104社の新電力が倒産や
事業撤退、
新規申込みの停止に追い込まれている状況があるにもかかわらず、
本市公共施設の全てに電気を供給している
陸前高田しみん
エネルギー株式会社の
経営状況に関する説明がなされないまま値上げが行われること。 3点目、他社との比較等を検討したとの答弁がありましたが、その
具体的内容に関する説明がなされていないことの3点です。 1点目についてです。昨今の
経済状況を受け、
電気料金値上げはどの
電力会社でも行われていますし、
東北電力でもこの11月からの値上げを予定しています。しかし、どの会社でも自社の値上げが
単価引上げによるものか、
料金算定方法の変更によるのかの
直接的要因、自社の
経営状況、顧客の
負担回避のためのこれまで、そして今後の取組を公表し、値上げへの理解と協力を求めています。
計算方法、単価の明確な提示がなければ、今回の
補正予算がどのような計算に基づいて行われたかを知ることができず、その金額が妥当なものであるかどうかの判断ができません。まして2月の
申入れ書によると、
計算方法の一部が
仕入れ連動型となっており、
電力卸売市場価格が上昇を続け、不安定である昨今の状況を考えると、
予算組みが重要である自治体には向かない
計算方法と考えます。 2点目についてです。
電力卸売市場の
価格高騰を踏まえ、本年6月
定例会においてもしみん
エネルギーの状況を問いましたが、今回の値上げにつながるような答弁はありませんでした。昨年12月、本年2月と2度しみん
エネルギーからの値上げに係る申入れがあったにもかかわらずです。本市は、同社設立時100万円の出資をしている株主であることから、
決算報告書などから
経営状況を把握することは容易であるはずです。仮にしみん
エネルギーによる
電力供給が止まっても、
最終保障供給で電力は賄われますが、実際そうなっている自治体があり、その後の供給先を見つけることに苦慮している状況が報道されている中、危機意識を持って
陸前高田しみん
エネルギーの
経営状況を確認し、
公共施設に安定的、継続的に電力を供給できる企業であるかどうかの説明が必要と考えます。 3点目についてです。単価、
計算方法の明確な提示がなければ他社との比較はできません。当局が行ったのであれば、その数値を、
協議内容を明らかにし、しみん
エネルギーの値上げが妥当であるとの根拠を示すべきです。 以上より、今回上程された
補正予算の電気料の増については、競争性、透明性、
経済性等が重要視される地方自治体の調達の基本から鑑みると、到底容認できるものではありません。 委員会での市長の弁によると、私
たち議員も、市民も、
陸前高田しみん
エネルギーの経営者であるとのことでしたが、それであるならなおさら私
たち経営者に対して現在の
経営状況、値上げについての詳細な情報提供が必要と感じます。
地域経済循環、
地域貢献を担い、ある意味市の政策として取り組んでいるのであれば、透明性を高め、市民の誰もが納得できる説明が必要です。委員会での議論の中で、来年度の契約先の見直し、
リスク回避という点から、契約先の複数化への取組などを検討するとの御答弁をいただきましたので、この点を今後注視してまいります。 これをもって
反対討論といたします。
議員各位の賛同を願います。
○議長(
福田利喜君) 次に、9番、伊勢純君。 (9番 伊勢純君登壇)
◆9番(伊勢純君) 議案第10号、
陸前高田市
一般会計補正予算(第3号)についての
賛成討論を行います。 今回の
補正予算案は、市民の暮らしを支える積極的な姿勢が特徴です。第1に、
新型コロナ対策や
物価高騰に苦労を重ねる
介護施設や
学童保育施設への支援、対象年齢も幅広く、額も大きい
子育て世帯への支援、
漁船漁業への支援など、本市の市民を応援する積極的な姿勢が表れた政策が並びました。 第2に、補正額も54億円を超え、内容と合わせた規模の大きさも特徴です。 さて、
補正予算の審議において、しみん
エネルギーから
市内公共施設や
市内事業所に供給される電力の議論がありました。原案に賛成の立場で幾つか述べさせていただきます。 先週、仙台で行われた事業者の
経営相談の際に、まず最初に上がったのは電気代が月200万円から400万円の2倍になり、経営を圧迫しているという
ホテル支配人からの声だったそうです。 また、報道からも
全国各地から「
電気料金2倍、遊園地が大ピンチ」、「電気代2倍に、
電力難民全国で3万社」、「
電力大手10社過去5年で最も高い水準」という厳しい状況が伝えられています。その高騰は日本だけではなく、「電気代3倍、米国で記録的な
物価高騰」、「2年で2倍
電気代高騰、
フランス人の悲鳴」などと
世界各地で困難に直面しています。今回の
本市補正予算案の中で、今年度の
公共施設電気代を見通し、増額しなければならない一番大きな理由はこの世界的な状況があるということです。 ほかにも
経済産業省では、
電気代高騰の原因は
新型コロナの影響と分析、さらに
ウクライナ情勢でロシアに対する
経済制裁による電気代の高騰という理由もあり、これは
ウクライナ侵攻以前からのことです。 一般的に
電力会社を選ぶ理由は、価格、安定性、実績とされます。価格面では、しみん
エネルギーの
電力単価は、当初
電力大手に比較し安い設定でした。また、
リスク分散として複数の
電力会社と契約すべきという案も議員の中から出されていますが、契約上
情勢変化に合わせて
複数契約の
電力会社間で接続を変更することはできないということを私は
電力大手にも確認をしました。さらに、
東北電力では
高圧電力の
新規契約が
市場連動従量料金制で、しみん
エネルギーと同一であり、今後の本市の
電力大手との
契約変更が電気代の節約につながらないであろうことも申し添えます。 安定性については、新電力と呼ばれる会社との契約でも
保障制度があり、供給が急に途絶えてしまうことがないこと、また
大手電力でも北海道の
ブラックアウトがあったように脆弱性を抱えていること。その点で、本市は震災の経験から庁舎や
公共施設には発電、充電設備などが備えられて、非常電源が備えられています。しみん
エネルギーの安定性には、特筆しての問題は見当たりません。 さらに実績の面では、新電力は確かに強いとは言えませんが、しかし本市は
SDGs未来都市としての選定、そして震災での長期停電などのライフラインの断絶、原発事故による現在まで続く出荷停止などの影響など、こういった背景のあるまちです。その上で、本市はしみん
エネルギー事業に踏み出し、
ふるさと納電、
地域貢献活動としてグリーンスローモビリティや
新型コロナ前の令和元年度には市内で貢献する団体への
応援事業にも取り組んできました。今後商品にならない樹木による
バイオマス発電への市民の期待の声も上がっています。しみん
エネルギーは、本市の理念に最も合致する
エネルギー事業なのではないでしょうか。 以上の理由により、議案第10号、
陸前高田市
一般会計補正予算(第3号)の
賛成討論とします。
○議長(
福田利喜君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論はありませんか。
◆6番(
畠山恵美子君) 議長。6番、
畠山恵美子。
○議長(
福田利喜君) 6番、
畠山恵美子君。 (6番
畠山恵美子君登壇)
◆6番(
畠山恵美子君) 会派、翔成の
畠山恵美子であります。ただいま上程されている議案第10号、令和4年度
陸前高田市
一般会計補正予算(第3号)について、賛成の立場で討論を行います。 そもそも
補正予算に対する議論において、特定の
電力会社の電気料の増額だけを取り上げて反対するのは、論理の一貫性に欠けております。
補正予算案に反対なのであれば、全うな
補正予算案に対する修正案を提示すべきです。修正案の提示もせずに単に1点のみで全体を反対するというのは、ほかにも
補正予算に盛り込まれている支援策や事業を阻害することになり、ひいては現状の市民生活に対して非常に無責任ではないかと考えます。
新型コロナウイルス感染症の長引く影響、さらに今はロシアによる
ウクライナ侵攻に起因する国際的な
物価上昇により、苦境にある方々の支援は喫緊の課題であります。
陸前高田市の
地域経済循環率に着目し、持続可能な地域をつくり上げ、
陸前高田市の経済をレジリエンスの高いものにすることを目指すべきであります。
陸前高田の現状を見据えたとき、住民福祉の向上を第一義とする議会の議員として、すべき判断は明白だと考えます。
議員各位の賛同を求め、
賛成討論といたします。
○議長(
福田利喜君) ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 以上で討論を終結いたします。
○議長(
福田利喜君) 初めに、議案第4号、
陸前高田市立社会教育施設整備基金条例を廃止する条例から議案第9号、
陸前高田市
消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例までの議案6件を一括して採決いたします。 本6件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本6件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本6件は
委員長報告のとおり可決されました。
○議長(
福田利喜君) 次に、議案第10号、令和4年度
陸前高田市
一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。 本件は起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛 成 者 起 立)
○議長(
福田利喜君) 起立多数であります。 よって、本件は
委員長報告のとおり可決されました。
○議長(
福田利喜君) 次に、議案第11号、令和4年度
陸前高田市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)から議案第16号、令和4年度
陸前高田市
水道事業会計補正予算(第2号)までの議案6件を一括して採決いたします。 本6件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 本6件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
福田利喜君) 御異議なしと認めます。 よって、本6件は
委員長報告のとおり可決されました。
○議長(
福田利喜君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午前10時26分 散 会...